| 改善の事典 》 第3章 品質 》 確認を習慣づける | ||||||||||||||||||||||||||||
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| i品質-0301 確認を習慣づける | ||||||||||||||||||||||||||||
| 人間はいつかどこかでミスを犯します。仕事を間違いなく完成させるためには必ず結果を確認しましょう。当たり前のことですが、それを習慣づけることが大切です。 | 
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| このページの掲載事例→ | ●030101 測定寸法をマジックで記入する | |||||||||||||||||||||||||||
| ●030102 患者さんの名前と薬の品名・量を確認する | ||||||||||||||||||||||||||||
| ●030103 お客様の前で商品の中身を確認する | ||||||||||||||||||||||||||||
| ●030104 金額を声に出してレジ打ちする | ||||||||||||||||||||||||||||
| ●030105 ホテルサービスをチェックリストにする | ||||||||||||||||||||||||||||
| ●030106 知的障碍者に仕事を伝える | ||||||||||||||||||||||||||||
| 【030101】測定寸法をマジックで記入する | ||||||||||||||||||||||||||||
図面との照合不十分のためシャフトの切削不良が多かった。そこで、図面を読んだり計測したら、そのつど寸法をマジックインキでシャフトに記入することにした。 参考文献:津村豊治著「コストダウン100のヒント」(1972)  | 
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| 【030102】患者さんの名前と薬の品名・量を確認する | ||||||||||||||||||||||||||||
看護師が患者に点滴注射をするとき点滴薬の入ったビンと医師の指示書を確認するが、ベテランほど指示書をさっと見てわかったつもりで進めてしまい、ミスが発生しやすい。 そこで、患者の名前、薬品の品名、点滴の量などのチェックリストを作り、それらをすべて確認した上で指示書にサインすることをルール化した。 取材先 神崎総合病院  | 
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| 【030103】お客様の前で商品の中身を確認する | ||||||||||||||||||||||||||||
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| 【030104】金額を声に出してレジ打ちする | ||||||||||||||||||||||||||||
レジの打ち間違いをゼロにするため次のことをルール化した。 @金額を声に出してレジを打つ。 Aレシートにレジ担当者名がプリントされるようにレジをセットする。 B必ずお客様にレシートを渡す。 取材先 小僧寿し本部 取材 1989 掲載先 ThijnkUp 1989/04  | 
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| 【030105】ホテルサービスをチェックリストにする | ||||||||||||||||||||||||||||
ホテルのサービスをすべてチェックリストにした。例えば、ラウンジでコーヒーを出すときは、水とお絞りを出したか、砂糖は出ているか、ミルクは出ているか、コーヒーは十分に温められているか…などをチェックリストに沿って確認しながら進める。これによって仕事の抜け落ちがなくなった。  | 
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| 取材先 琵琶湖ホテル 取材 2003/04/13 掲載先 ポジティブ 2003/05  | 
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| 【030106】知的障碍者に仕事を伝える | ||||||||||||||||||||||||||||
■チョークのメーカー、日本理科学工業は従業員83人のうち62人を知的障害者が占める。健常者が障害者に仕事を教えるとき、相手にわかるように伝えること、わかったかどうか確認すること、理解が不十分なら教え方を工夫すること…を徹底してる。 ■例えば、原料の種類ごとに軽量してホッパーに入れる作業では、「何キログラムを計って入れる」と言葉で伝えるだけでなく、赤の容器の原料は赤い重りに釣り合うだけを天秤で測って入れ、青の容器の原料は青い重りに釣り合うだけ入れると決めている。 ■原料を一定時間ミキシングする工程では、機械のスイッチをオンにすると同時に砂時計をひっくり返し、砂がなくなったらスイッチをオフにする。砂時計の針を見ながら頭の中だけで判断するのではなく、具体的な行動の手順を決めておくことでミスが起こらないようにしている。 ■完成したチョークの寸法が公差の範囲内に収まっていることを検査工程では、健常者ならノギスで計測するところを、許容範囲の最大限と最小限の大きさの型にはめ、最大限の口金に引っかからずスッと入ること、最小限の口金には入らないことを確認する。  取材先 日本理化学工業  | 
       ![]() ![]() 原料容器と天秤(上)、チョークの大きさの計測道具(下)  | 
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