人口減と高齢化の課題解決先進地をめざす

■2004年、６町の合併により誕生した島根県の雲南市は、人口減と高齢化による地域活力低下という課題解決のために、３つの活動を展開している。
■�@大人チャレンジ：高齢者の見守りや買い物難民支援など、行政の及ばない部分をカバーするために、小学校単位に「地域自治組織」を編成している。
■�A子どもチャレンジ：成長してもこの地域に留まってくれるように、子どもたちに地域への愛着を持たせ、地域の人たちと触れ合う教育を推進している。
■�B若者チャレンジ：若者世代の有志を対象に地域プロデューサー育成講座「幸雲南塾」を開講。都会から指導者を招いて、自分たちが地域のために何ができるか、どうしたら事業を軌道に乗せられるかを、考えさせ、発表させ、その実現に向けて専門スタッフに伴走させるなどの支援を提供している。塾の卒業生による起業事例に、お年寄りが病院を離れて人生の最後の時間を自宅で迎えられるようにするために、若者が自分たちで看護ステーションを立ち上げたという例がある。

●本文　→　unnan.c.o.pdf へのリンク
●雲南市役所のＵＲＬ　→　　http://www.city.unnan.shimane.jp/
●掲載先　→　リーダーシップ　2017年４月号
（発行元・日本監督士協会のＵＲＬ　http://www.kantokushi.or.jp/ 　）