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ネット版 改善改革探訪記 bP77
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組紐の可能性を地球規模に広げてきた会社

 ティービーアール探訪記

ティビーアール愛知県豊川市)は、組紐の用途を大きく拡げてきた会社である。当初は撚った綿糸やナイロン糸で漁業用のロープを作っていた。撚ったロープのよじれて切れやすいという弱点を克服するために、50年前に先代社長が小型組紐ロープ製造機を自社開発し、組紐で漁業用のロープを作った。
福井宏海現社長はこの組紐から枝縄を出し、はえ縄漁用のロープを開発。さらにこの枝縄の数や形や材質を変化させ、様々な用途に使えるようにした。
今も同社の売上に貢献しているのは貝の養殖用のロープ。さらに枝縄を多くし、縄の表面積を大きくし、材質を工夫することで、汚染水中のバクテリアを繁殖させて水質浄化に役立て、あるいは、特定の金属を吸着させてレアメタルを吸着させ、福島原発で漏れ出た放射性物質を吸着させるなど、様々な用途を広げている。
「私たちは人類が壊してきたものを元に戻す仕事をしています」と福井社長は言う。この会社の長年にわたる飽くなき可能性の探求は、時代を越え、国を越えて地球規模の広がりを持ち、感動的でさえある。



(日本監督士協会編「リーダーシップ」2016年3月号で詳報)  
●本文: tbr.pdf へのリンク
●ティビーアールのURL: http://www.tbrjp.co.jp/
●「リーダーシップ」発行元・日本監督士協会のURL: http://www.kantokushi.or.jp/

貝養殖用の組紐、ループコード