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ネット版 改善改革探訪記 bP84
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病院職員のプロ意識を高めた3つの活動

 神戸市立医療センター西市民病院探訪記

阪神大震災で本館が全壊した神戸市立医療センター西市民病院は、2000年に再オープンしてからも、医師が大幅に不足し、深夜の救急受け入れを制限せざるを得なかった期間が長く続いた。市の財政支援、業務負担軽減、処遇制度見直しなどにより徐々に医師やスタッフが集まるようになり、そこから地域中核病院としての体制を作り上げてきた。力を注いだのがチーム医療、医療安全、改善の3つの活動だった。
近年の医療は専門分化が進んでいる。担当医1人では患者の全体像をつかめない。専門家の知見を集める必要があり、医師だけでなく看護師やコメディカルスタッフの能力を高める必要があった。
2000年に医師、看護師、コメディカルスタッフの有志による勉強会がはじまり、それが発展して、現在では栄養サポート、緩和ケア、認知症ケアなどの9チームによるチーム医療が行われ、担当医や担当看護師に専門的立場からアドバイスを提供している。
2005年にスタートした医療安全管理室は、医療事故の原因分析と対策立案、安全教育、安全パトロールなどとともに職員にヒヤリハット報告を求め、それが職員の仕事への気づきを高めた。
これらをベースに、2010年から各職場の業務改善活動が始まった。たとえば転倒転落防止のために患者の状態を評価し再発防止につなげたり、新しい装置や手法を研究・習得するなど、その結果をパワーポイントやポスターで発表。多様化する医療ニーズへの対応力を高めている。

(日本監督士協会編「リーダーシップ」2016年10月号で詳報)  
●本文:kcho-nishi.pdf へのリンク
●神戸市立医療センター西市民病院のURL: http://nishi.kcho.jp/index.html へのリンク
●「リーダーシップ」発行元・日本監督士協会のURL: http://www.kantokushi.or.jp/

改善発表会でのポスター発表