ルーティーンを排除し全社員が新しいことに挑戦する会社ut

■京都府宇治市の金属加工会社、HILLTOPは、単品か小ロットの金属加工を請け負う会社である。オブジェ・フィギュア・銅像、ロック歌手特注のマイクスタンド、あるいは、建設会社から依頼を受けたAGV（Automated Guided Vehicle無人搬送車）、オゾン発生器、医療機器メーカーから依頼された錠剤検査機、ウィルスの計測器…など。ディズニーやNASAからの依頼も引き受けている。

■すべての加工は機械が自動で行っており、社員はそのためのプログラムを作成する。単品か小ロットの依頼ばかりだから、ここでは毎日が新しいことへの挑戦であり、ルーティーンの仕事はない。

■同社はかつて自動車部品加工の孫請け会社で、当時は1日に何千個、年に何百万個も同じものを作っていた。人が機械に使われるような非人間的な仕事に耐えられなくなって孫請けから脱出し、以後小ロットの様々な加工を引き受けるようになり、そのときの仕事の手順をすべて記録に残し、データ化してきたことが、単品生産や小ロット生産でも収益を上げることを可能にした。

■HILLTOPシステムと呼ばれる、現在の仕事の進め方がどのようにして生まれたのか、山本昌作副社長に聞いた。

●本文　→　hilltop.pdf
●HILLTOPのＵＲＬ　→　http://hilltop21.co.jp
●掲載先　→　リーダーシップ　2019年11月号
（発行元・日本監督士協会のＵＲＬ　http://www.kantokushi.or.jp/）