運送業をサービス業に変えたアート引越センターの創業者ut

■1９7０年代、高度経済成長は地方から都会への引越需要を拡大した。

■それまでの引越は引越する方から運送会社にお願いする仕事だった。「引越？　いつですか。あ～、その日はあかんな」「お宅は２階建て？　じゃあ、荷物を玄関まで降ろしといてください」…、そんなふうだった寺田千代乃さんは書いている。

■夫の経営する寺田運輸を手伝っていた寺田千代乃さんは、運送会社が片手間で引き受けていた引越しを「こんなサービスがあったらいいな」という主婦の目で見直し、すべての荷造りをドライバーが引き受けることにした。

■最大の問題は引越を頼みたいと思っているお客様がどこにいるかわからないことだった。そこで、会社名を電話帳の真っ先に掲載される「アート引越センター」に変え、電話番号を「0123」に統一して、お客さんから電話をかけてもらいやすくして、全国に支店網を設けて、トラック3900台、従業員3700人を超える大企業に成長させた。

■いくつかの評伝を下にアート引越センター創業者、寺田千代乃さんの事績をまとめ、同社の協力を得て原稿化した。

●本文　→　terada-chiyono.pdf へのリンク

●取材先　→　アート引越センター
●掲載先　→　リーダーシップ　2023年５月号
（発行元・日本監督士協会のＵＲＬ：http://www.kantokushi.or.jp/）