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ネット版 改善改革探訪記 №257
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鉄の黄金時代を開いた川崎製鉄(現JFEスチール)」の創業者ut

 西山弥太郎翁事績探訪記


川崎造船所の製鈑工場は西山弥太郎翁(1893-1966)にとって、そこに自分の絵を描くためのホワイトキャンバスだった。「川崎造船所の製鋼所設立」というテーマで帝大の卒論を書き、それが認められ、卒業後ごく自然の成り行きで同社の技術員として採用された。

入社後は常に現場に身を置いた。職工と一緒に働きながら、課題の発見と生産性向上に努め、その働きが認められて、やがて製鈑工場長となり、川崎造船所から川崎重工業へと名前を変えた会社の取締役となった。

軍需という柱を失った戦後の製鉄所は、世界水準の鉄をつくって重化学工業化を推進するしかないと考えた弥太郎は、川崎重工業から鉄鋼部門を独立させ、その社長に就任。高炉を持つ一貫製鉄所の建設を計画。資本金の30倍を超える163億円の資金調達を政府と金融機関に認めさせ、千葉市沿岸部に60万坪の千葉製鉄所建設した。

港湾施設を備え、そこから鉄鉱石と石炭を輸入するとともに同じ港湾施設から出来上がった鉄鋼製品を輸出する千葉製鉄所の法式は、神戸、戸畑、和歌山、名古屋、堺…など、その後各地の沿岸部に建設された製鉄所のモデルとなり、日本の鉄の黄金時代を開いたと言われる。

●本文 → nishiyama-yataroh.pdf へのリンク

●取材先  JFEスチール㈱東日本製鉄所千葉地区見学センター
●掲載先 → リーダーシップ 2023年3月号
(発行元・日本監督士協会のURL:http://www.kantokushi.or.jp/


現在のJFEスチール(株)東日本製鉄所千葉地区付近画像クリックで本文表示



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