多品種微量生産でばねをつくる会社

■オーダーメードの機械設備用のばねや試作品など、１〜数個のばねを作っている。お客様は大手の重厚長大産業が多く、かつては見積金額を「高い」と言われると利益を削って値引きせざるを得なかったが、こちらの言い値で買ってもらえる会社になろうと、自社技術確立に力を注いできた。

■量産品ではないからお客様の要望は毎回異なり、毎回全力投球が求められる。それ応えてきたことが、多くの独自技術を生んだ。

■IT化にも力を入れ、過去に受注した図面を瞬時に検索確認し、その上に新しい工夫を付け加えられるようにした。受注から納品までの流れを見える化し、納期を的確に通知し、それを完璧に守れる体制を作り上げた。

■阪神工業地帯にあった工場を日本海側の豊岡に移すことで、若くて優秀な人材の確保を容易にし、彼らのモチベーションを高め、技術力を高めることで、圧倒的な信頼感を築き上げている。

■原子力発電所や航空宇宙分野、深海分野のばねまで手掛ける、この会社の強さの秘密を豊岡神美台工場で取材した。

●本文　→　tokaibane.pdf
●東海バネ工業ＵＲＬ　→　https://www.tokaibane.com
●掲載先　→　リーダーシップ　2017年11月号　
（発行元・日本監督士協会のＵＲＬ　　http://www.kantokushi.or.jp/ 　）